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心の病は増加しています

カウンセリング

治療すれば回復します

心のバランスを崩して社会生活を営む事が困難になる人が増加し続けています。中でもうつ病患者は全国に100万人以上いるとも言われています。一昔前の社会は、心の病で医療機関を利用する事に強い偏見を持つ人が大勢いた社会です。しかし最近は気軽に専門医の診察を受けられる社会になりつつあります。問題となるのは自覚症状がない場合です。心の病を患う人の多くは几帳面で真面目な性格なので、症状を自分の未熟さのせいにする傾向があります。長期間様々な症状に苦しんだ挙句、周囲の人から指摘されてから気が付くケースも少なくないです。心の病を完治させるには、できるだけ早く治療を開始する事が必要です。まず徴候として表れやすいのが睡眠障害です。眠る時間の長さには個人差がありますが、一般的に6時間から7時間です。正常な睡眠は、浅い眠りと深い眠りをくり返しています。睡眠障害の人は眠りが浅く、中途覚醒をくり返す事があります。翌日には疲労感が残り、仕事にも影響します。寝付きが良くない人や熟睡できないと感じる人は、心の病を疑う事も必要です。そしてできるだけ早く専門医の診察を受ける事が必要になります。まず心の病を専門に扱うのは精神科と心療内科です。精神科はうつ病の他にも統合失調症や双極性障害、パニック障害等の精神障害を治療します。一方、心療内科では主に心身症等の社会環境に適応できない事で生じる身体の諸症状に対する治療をします。どちらも薬物療法や心理療法、臨床心理士によるカウンセリングを組み合わせながら、個々に応じた治療法を選択していきます。どちらを利用したら良いかの線引きは、曖昧な面もあります。自分だけで判断するのは不可能なので、まずはどちらかの診察を受ける必要があります。そしてうつ病に対する薬物療法では、副作用等について心配する人がいます。しかし最近使用される抗うつ薬は、副作用や依存性が少ないのが特徴です。心理療法では自律神経法やリラクゼーション法、認知行動療法等を受ける事ができます。うつ病は治療を受けはじめてから3ヶ月程度で回復する人が多いです。しかし中には数年間通院しなければならない人もいます。例え治っても、5年以内に再発する人が50%前後います。うつ病を完治させるには本人と医師、そして家族との協力が不可欠です。焦らず、諦めずに治療を続ける事が必要です。しかしうつ病をはじめとする精神障害の治療には、医師との相性が少なからず影響してきます。長期間治療を受けても、回復の兆しが感じられない場合は、別の医師に相談してみる事も必要です。